整体後による好転反応への不安。好転反応の理由と予防。

整体やマッサージを受けた後に、体が痛くなったり、だるくなることがあります。施術後に身体が辛くなった経験から、お身体のケアを躊躇される方もいらっしゃいますが、お身体がどのような状態になっているかを知ることで、安心してお身体のケアができると思います！

「好転反応」と「揉み返し」の違い

整体やマッサージ後の痛みや不調は「好転反応」と「揉み返し」の２種類の原因であることが多いです。「好転反応」の場合は、施術後に体が回復する過程で一時的に起こるものです。ですので、過度に心配する必要はありません。この場合は、たいてい、１～３日でおさまります。

しかし「揉み返し」の場合は、施術者の技術力不足などにより、強く刺激を入れ過ぎて筋繊維を痛めたりして炎症を起こしてしまっている場合があります。整体やリラクゼーションマッサージの施術者の多くは、資格を持っていない方が多いです。

整体といっても、リラクゼーションを目的としているところと、不調の解消を目的にしているところによって施術の内容が変わってきます。そのため、自分のお身体の状態に合わせてどこの整体院を選ぶかはとても重要になってきます。お身体の不調の解消を目的にしている場合は、国家資格者や民間の資格でも常に学ばれている整体院へ通われることをおススメします。

好転反応の起こる理由は

慢性的に歪んでいた関節が整うことによって、滞りが改善し、たまっていた疲労物質や老廃物が
全身の血液中に流れ出します。これが、疲労感や痛みを引き起こすと考えられています。

好転反応がおさまると、体は健康体へと近づいています。

一時的なものですので、あまり心配せずに横になるなどしてゆっくりと休むことが肝心です。
毒素を排出するために、水分補給もおすすめです。

「揉み返し」に要注意。「揉み返し」

揉み返しと好転反応の違いは、先ほどお話ししましたが、「揉み返し」とは、強い刺激が加えられたことによって筋肉の組織が損傷して、炎症を起こし、痛みが生じることです。

力が加わった箇所がピンポイントで痛み、場合によっては3日以上痛みが続きます。

この揉み返しは好転反応とは似て非なるものです。好転反応は「回復への途中経過」ですが、
揉み返しは「筋肉が傷ついた状態」です。

根本原因が解決されたわけではないので、再びこりや痛みが起きてしまいます。

ですので、揉み返しが起きるリスクが高いという点でも、強い力を加える施術はおすすめできません。もしも「揉み返しかな？」と思ったら、施術を続けるとさらに筋肉を傷つけてしまいますので、いったん通うのを中止して、施術を受けたマッサージ店や整体院に問い合わせましょう。

当院は、「自律神経の伝達異常を整える。」という治療方針で施術を行っています。

関節や筋肉の動きを支配している神経の促通を良くするために、患者さん自身の不随意運動によって、滞っているところを調整していく、特殊な施術をしております。

患者さん自身の神経によって動いて頂くために、無理な刺激がないため負担も少ない施術です。

ソフトな施術なのですが、受けて頂くと結構しっかりとした刺激が入り、皆さん「気持ちがいい」
といって頂き、施術効果も高いものとなっております。

好転反応がでにくくするためにできること

いくら「良くなる兆候」とは言え、整体を受けた後に、身体がしんどくなるのは、うれしくないですよね。

ですので、好転反応が出やすいお体の状態を知り、好転反応が出にくくするためにできることをお伝えします。

好転反応の起こる理由は、身体が整うことによって、滞りが改善し、たまっていた疲労物質や老廃物が全身の血液中に流れ出すからとお伝えしました。

この際に、「好転反応が出やすいお体の状態」というのは、この疲労物質や老廃物の流れが悪い方です。

つまり、血流が悪い方です。

せっかく流れ始めた、この疲労物質や老廃物が、うまく排泄できず、体の中で淀んでしまうことによって起こります。

改善方法としては、
水と酸素をしっかりとることです。

血流が悪い理由の一番として、水分不足が挙げられます。

血液がドロドロして、流れが悪くなっているわけです。

ですので、整体の前と後に十分な水分補給が大事になります。

よく、整体院に行くと、帰りに、先生に「しっかり水分補給してくださいね！」なんて言われませんか？？

実は、整体の効果が十分に発揮され、好転反応が出ないようにするために、声掛けをしているわけです。

・また、血液が酸化していると、ドロドロになりますので、十分な酸素を取り入れることが肝心です。

ですので、整体の後にすぐに仕事をし始めたり、長時間の運転などは、交感神経を優位にさせ、呼吸も浅くなりますので、おすすめ出来ません。

整体後は、家でゆっくり過ごしたり、森林浴をしてみたり、呼吸がゆったり深くなるような、過ごし方を意識されると、好転反応が出にくくなることはもちろんですが、整体の効果も抜群に発揮されるはずですよ。