「整体」=「痛い」というイメージはありませんか?
テレビなどで骨をボキボキ鳴らす映像を見て、
「痛そう」「怖そう」
そのような印象をお持ちの方もいっらしゃるかもしれません。
整体と痛みの関係
このコラムを読んで、
「痛いのが苦手で整体に行くのが怖い」という方も、
安心して整体を受けていただければ幸いです。
確かに、痛みを伴う施術が特徴の整体院もあります。
しかし、近年はそういったところもだいぶ減ってきています。
しっかり効いて効果はしっかり出るけれど、
「身体に負担をかけないより安全性の高い施術」
を提供する院が増えています。
なぜかというと
一番の理由は、生活様式の変化により、
身体にかかる負担が変化し、不調の悩みも変化してきたことが考えられます。
生活様式の変化
昭和あたりまでは、体を使う肉体労働に従事する方が大半を占めました。
そういった方の体の痛みの原因は、
使いすぎや過荷重など物理的な負担によって、
骨盤や背骨がゆがんんだりずれたりが多かったです。
そういった、強い負担がかかったことによって
不調になった強いお体には、
強いハードな施術が合うことも多かったです。
しかし、最近はデスクワークや介護、看護など、
肉体労働に従事する方も少なくなり、
生活様式の欧米化、デジタル化に伴い、
身体も以前より繊細で弱くなりました。
そのため、筋力低下、血流障害などによって不調になる方が大半になりました。
そういった方に対しては
強い刺激が必要ではなくなり、
むしろそういった強い刺激は負担になって余計悪くなる方も増加してきました。
目的に応じた刺激が重要
そのため、強すぎない圧で、
適切な場所に適切な刺激を入れる技術が必要になりました。
そのため、繊細なお体に対しては、繊細なタッチが必要になりますので、
以前より、整体のレベルの難易度が上がっていると思います。
では、痛くない施術がベストなのか?
ここからは私の個人的な見解も含まれますが、
目的によって異なります。
中の方の血管や神経の緊張をとるのであれば、
「ソフトな刺激」が適切です。
しかし、
筋肉や関節などアウターへのアプローチに関しては、「イタ気持ちいい」程度の刺激は必要だと思います。
理由は、
「痛みがある」=「そこが悪くて、今よくしているんだ」という脳へのフィードバック刺激になりますし、「気持ちがいい」=「体にいいことをしている」
というこちらもまた脳へのフィードバック刺激になるからです。
ですが、「イタ気持ちいい」を超えて、
冷や汗でるほどの痛い整体はおすすめできません。
「痛い」=「体にとって脅威」
となってしまって、
体や筋肉が防御態勢になってしまって、
整体の刺激が、全く浸透しなくなってしまうからです。
当院も、繊細な手技で丁寧に体を整える、
痛みのない施術を行っています。
強い力で患部だけを揉むようなことはしません。
参考になりましたでしょうか?
「整体=痛い」イメージで行くのを避けていた方も、
ぜひ安心してご来院いただければと思います。