松山市の整体なら「はぐくま整骨院・鍼灸院」

「骨盤が痛い」と感じているあなた。その痛み、一体何が原因なのでしょうか? このページでは、骨盤の痛みの原因を5つに分け、分かりやすく解説します。姿勢の悪さや運動不足だけでなく、内臓の不調からくる場合もあることをご存知でしたか? さらに、整体に行く前に試せる、ストレッチや筋トレなどの5つの改善ケアもご紹介します。痛みを我慢して放っておくと、慢性的な腰痛や姿勢の悪化につながる可能性も。この記事を読めば、骨盤の痛みの原因と対策が分かり、適切なケアを始めることができます。

1. 骨盤が痛くなる原因とは?

骨盤の痛みは、さまざまな原因で引き起こされます。日常生活の何気ない動作や習慣が原因となっていることもあれば、体の内部の異変が影響している場合もあります。痛みの原因を正しく理解することで、適切なケアを行うことができます。

1.1 姿勢の悪さ

1.1.1 デスクワークやスマホの使いすぎで姿勢が悪くなると骨盤に負担がかかる

長時間のデスクワークやスマートフォンの使用は、猫背になりやすく、骨盤が後傾しやすくなります。この姿勢が続くと、骨盤周りの筋肉に負担がかかり、痛みや歪みにつながります。特に、骨盤を支える筋肉である腸腰筋や大殿筋が弱化すると、骨盤の安定性が低下し、痛みが増す可能性があります。正しい姿勢を意識し、こまめな休憩やストレッチを取り入れることが大切です。

1.2 運動不足

1.2.1 筋肉が衰えると骨盤を支えられず痛みにつながる

運動不足になると、全身の筋肉が衰え、骨盤を支える力も弱まります。特に、腹筋や背筋、お尻の筋肉などの体幹を支える筋肉が弱くなると、骨盤が不安定になり、痛みを引き起こしやすくなります。適度な運動を習慣化し、骨盤周りの筋肉を鍛えることで、骨盤の安定性を高め、痛みを予防することができます。 ウォーキングやヨガ、ピラティスなど、無理なく続けられる運動を選びましょう。

1.3 妊娠・出産

1.3.1 ホルモンの影響や出産時の負担で骨盤が不安定になりやすい

妊娠中は、リラキシンというホルモンが分泌され、骨盤の靭帯が緩みます。これは、出産時に赤ちゃんが産道を通過しやすくするためですが、同時に骨盤が不安定になり、痛みが出やすくなります。また、出産時の負担も骨盤の歪みや痛みにつながる可能性があります。産後は、骨盤ベルトなどで骨盤をサポートしたり、骨盤周りの筋肉を鍛えるエクササイズを行うことが重要です。

1.4 骨盤の歪み

1.4.1 日常生活の癖や過去の怪我などが原因で骨盤が歪むことも

日常生活の癖や過去の怪我などが原因で、骨盤が歪むことがあります。例えば、足を組む、片足に重心をかける、鞄をいつも同じ肩にかけるといった習慣は、骨盤に左右非対称な負担をかけ、歪みにつながります。また、過去の怪我や事故の後遺症として、骨盤が歪んでいる場合もあります。骨盤の歪みは、痛みだけでなく、姿勢の悪化や他の体の不調にもつながる可能性があるため、注意が必要です。

1.5 内臓の不調

1.5.1 便秘や生理痛など、内臓の問題が骨盤の痛みに影響することもある

内臓の不調が骨盤の痛みに影響を与えることもあります。例えば、便秘によって腸が膨張すると、骨盤内の圧力が高まり、痛みを感じることがあります。また、生理痛や子宮内膜症などの婦人科系の疾患も、骨盤の痛みにつながることがあります。内臓の不調が疑われる場合は、医療機関への受診も検討しましょう。下記の表に、内臓の不調と骨盤の痛みの関係性についてまとめました。

内臓の不調 骨盤の痛みとの関係
便秘 腸の膨張による骨盤内圧の上昇
生理痛 子宮の収縮による痛み、骨盤内うっ血
子宮内膜症 子宮内膜が骨盤内で増殖し、炎症や癒着を起こす
過敏性腸症候群 腸の運動異常による腹痛、骨盤への影響
膀胱炎 膀胱の炎症による痛み、骨盤への波及

2. 整体に行く前に自分でできる5つの改善ケア

骨盤の痛みは、日常生活の様々な要因から引き起こされます。整体に行く前に、まずは自分でできるケアを試してみましょう。簡単なストレッチやエクササイズ、生活習慣の見直しで、骨盤の痛みを和らげ、再発予防にも繋がります。

2.1 ストレッチ

骨盤周りの筋肉をほぐすストレッチは、痛みを和らげるだけでなく、骨盤の歪みを整える効果も期待できます。無理のない範囲で、毎日続けることが大切です。

2.1.1 股関節ストレッチ

あぐらの姿勢から、片方の膝を立てて、もう片方の足を後ろに伸ばします。息を吐きながら上体を前に倒し、股関節の伸びを感じましょう。左右それぞれ30秒程度行います。

2.1.2 お尻ストレッチ

仰向けに寝て、片方の足をもう片方の太ももの上にのせます。下の足の太もも裏を持ち、息を吐きながら胸の方へ引き寄せます。お尻の筋肉が伸びているのを感じながら、左右それぞれ30秒程度行います。

2.2 筋トレ

体幹や骨盤底筋を鍛えることで、骨盤を安定させ、痛みを予防・改善することができます。正しいフォームで行うことが重要です。

2.2.1 プランク

うつ伏せになり、肘とつま先を床につけます。お腹に力を入れて、身体を一直線にキープします。30秒〜1分程度キープしましょう。腰が反らないように注意してください。

2.2.2 骨盤底筋体操

仰向けに寝て膝を立て、息を吐きながら肛門を締めるように力を入れます。5秒キープし、ゆっくりと力を抜きます。10回程度繰り返しましょう。

2.3 姿勢改善

正しい姿勢を意識することで、骨盤への負担を軽減し、痛みを予防することができます。日頃から姿勢に気を配りましょう

良い姿勢 悪い姿勢
耳、肩、腰、くるぶしが一直線上に並ぶ 猫背、反り腰
あごを引く あごが突き出ている
お腹に軽く力を入れる お腹が出ている

椅子に座るときは、浅めに座り、背筋を伸ばし、足を床につけるようにしましょう。立っているときは、左右の足に均等に体重をかけ、お腹に軽く力を入れることを意識します。

2.4 温熱療法

温めることで血行を促進し、筋肉の緊張を和らげ、痛みを緩和する効果が期待できます。お風呂にゆっくり浸かったり、温熱シートを利用するのも良いでしょう。

温める時間は15~20分程度が目安です。低温やけどに注意し、熱すぎると感じたらすぐに使用を中止してください。

2.5 休息

十分な休息をとることで、体の回復を促し、痛みを和らげることができます。睡眠時間をしっかりと確保し、疲れた時は無理せず体を休めましょう

睡眠不足は、体の回復を遅らせ、痛みを悪化させる原因にもなります。質の良い睡眠を心がけましょう。寝る前にカフェインを摂取したり、スマホを長時間見たりすることは避けましょう。

これらのセルフケアを試しても痛みが改善しない場合や、悪化する場合は、専門家への相談を検討しましょう。自己判断でケアを続けると、症状が悪化することもあります。痛みを感じたら、早めに適切な処置を受けることが大切です。

3. 骨盤の痛みを放置するとどうなる?

骨盤の痛みを放置すると、様々な体の不調につながる可能性があります。初期段階では軽い違和感程度だったとしても、次第に悪化し、日常生活に大きな支障をきたすケースも少なくありません。痛みを我慢せず、適切なケアをすることが大切です。

3.1 慢性的な痛みや不調の悪化

骨盤の痛みを放置すると、慢性的な腰痛や股関節痛につながることがあります。骨盤は体の中心に位置し、上半身と下半身をつなぐ重要な役割を担っています。そのため、骨盤の歪みや不安定性は、周囲の筋肉や関節に負担をかけ、痛みを引き起こすのです。初期の痛みを放置すると、炎症が慢性化し、痛みが長引くだけでなく、さらに悪化してしまう可能性もあります。

3.1.1 坐骨神経痛

骨盤の歪みによって坐骨神経が圧迫されると、坐骨神経痛を引き起こすことがあります。お尻から太ももの裏、ふくらはぎにかけて、鋭い痛みやしびれが生じるのが特徴です。症状がひどくなると、歩行困難になる場合もあります。

3.1.2 姿勢の悪化と他の不調

骨盤の痛みは、姿勢の悪化にもつながります。痛みをかばうために無意識に姿勢を変えてしまうことで、猫背や反り腰などの姿勢不良を引き起こし、肩こりや首こり、頭痛などの症状が現れることもあります。また、骨盤の歪みは、内臓の位置を圧迫し、内臓機能の低下を招く可能性もあります。便秘や生理痛、消化不良などの症状が現れる場合もあるので注意が必要です。

3.2 日常生活への影響

骨盤の痛みは、日常生活にも様々な影響を及ぼします。例えば、長時間の立ち仕事やデスクワークが辛くなったり、階段の上り下りが困難になったりすることがあります。また、家事や育児、趣味など、普段行っていた活動に支障が出る場合もあります。

放置した場合の影響 具体的な症状
慢性痛 腰痛、股関節痛、坐骨神経痛など
姿勢の悪化 猫背、反り腰、O脚、X脚など
他の体の不調 肩こり、首こり、頭痛、便秘、生理痛、消化不良など
日常生活への支障 歩行困難、立ち仕事やデスクワークの困難、家事や育児の困難など

骨盤の痛みは放置せずに、早めに対処することが大切です。セルフケアで改善しない場合は、専門家への相談も検討しましょう。適切なケアを受けることで、痛みを和らげ、快適な日常生活を送ることができるようになります。

4. まとめ

骨盤の痛みは、姿勢の悪さや運動不足、妊娠・出産、骨盤の歪み、内臓の不調など、さまざまな原因が考えられます。痛みを放置すると慢性的な腰痛や姿勢の悪化につながる可能性もあるため、早めのケアが大切です。整体に行く前に、ストレッチや筋トレ、姿勢改善、温熱療法、休息など、自分でできる改善ケアを試してみましょう。これらのケアを続けることで、骨盤周りの筋肉がほぐれたり、体幹が鍛えられたり、血行が促進されたりして、骨盤の痛みが軽減される可能性があります。しかし、痛みが強い場合や長引く場合は、医療機関への相談も検討してください。何かお困りごとがありましたら当院へお問い合わせください。

松山市の整体なら「はぐくま整骨院・鍼灸院」 PAGETOP