松山市の整体なら「はぐくま整骨院・鍼灸院」

更年期に感じるつらいめまいは、日常生活に大きな影響を与え、もう諦めてしまっている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、そのめまいの原因は、ホルモンバランスの変化だけでなく、自律神経の乱れや身体の歪みにあることが多いことをご存知でしょうか?この記事では、更年期めまいの根本的な原因を詳しく解説し、整骨院がどのように身体全体のバランスを整え、自律神経の働きを調整することで、つらいめまいの改善へと導くのかを具体的にご紹介します。もうめまいに悩まされない、希望ある毎日を取り戻すための道筋が、ここにあります。

1. 更年期のめまい、そのつらさの原因とは?

1.1 そもそも更年期とは?めまいとの関係

更年期は、女性が年齢を重ねる中で誰もが経験する自然な過程であり、一般的に40代半ばから50代半ばにかけて訪れます。この期間は、卵巣の機能が徐々に低下し、それに伴って女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が大きく変動し、最終的には減少していくことが特徴です。閉経を挟む約10年間が更年期とされています。

エストロゲンは、女性の生殖機能だけでなく、骨密度、血管の健康、皮膚の潤い、そして自律神経の働きにも深く関わっている大切なホルモンです。そのため、その分泌量が不安定になることで、体と心に様々な不調が生じます。これらを総称して「更年期症状」と呼び、日常生活に影響が出るほど重い症状を「更年期障害」と呼びます。

めまいも、この更年期症状の一つとして、多くの方が経験されるつらい症状の一つです。エストロゲンの減少は、脳の血流調節や内耳の機能に影響を与えることが知られています。また、ホルモンバランスの乱れが直接的に自律神経のバランスを崩し、めまいを引き起こす主要な原因と考えられています。

さらに、更年期は仕事や家庭環境の変化、子育ての終わりなど、精神的なストレスが増えやすい時期でもあります。ストレスは自律神経の乱れをさらに悪化させ、めまいの症状をより強く感じさせる要因となることがあります。心身両面からのアプローチが、更年期のめまい改善には不可欠なのです。

1.2 更年期に起こるめまいの種類と特徴

更年期に経験されるめまいは、その症状の現れ方や感じ方が人それぞれ異なります。ご自身のめまいがどのようなタイプなのかを理解することは、適切なケアを見つけるための重要な手がかりとなります。主なめまいの種類とその特徴を詳しく見ていきましょう。

めまいの種類 特徴 更年期との関連性
回転性めまい 自分自身や周囲の景色がぐるぐると回っているように感じるめまいです。乗り物酔いのような吐き気や嘔吐を伴うことが多く、じっとしているのもつらいほどの強い不快感を覚えることがあります。平衡感覚を司る内耳の機能障害が原因となることが一般的です。 更年期のホルモンバランスの乱れは、内耳の血流やリンパ液の循環に影響を与え、回転性めまいを引き起こす可能性があります。自律神経の乱れも、内耳の機能に影響を及ぼすことが知られています。
浮動性めまい 地面がフワフワと揺れているような、あるいは体が宙に浮いているような不安定な感覚に襲われるめまいです。まっすぐ歩くのが困難になったり、常に体がグラグラするような感覚が続いたりすることがあります。回転性めまいのような激しい症状ではないものの、慢性的に続くことで大きなストレスとなります。 更年期に最も多く見られるめまいのタイプの一つです。脳への血流不足や自律神経の乱れ、精神的なストレスや不安感が強く関係していると考えられています。脳の平衡機能の調節がうまくいかなくなることで生じやすいです。
立ちくらみ(前失神性めまい) 座った状態や横になった状態から立ち上がった瞬間に、目の前が真っ暗になったり、気が遠くなるような感覚に襲われるめまいです。血の気が引くような感覚や、実際に倒れてしまうこともあります。 主に起立性低血圧が原因で、自律神経の血管収縮機能がうまく働かず、立ち上がった際に脳への血流が一時的に不足することで起こります。更年期の自律神経の乱れや貧血、脱水などが関係していることがあります。

これらのめまいは、単独で現れることもあれば、時期によって異なるタイプが現れたり、複数のタイプが同時に感じられたりすることもあります。また、めまいと同時に耳鳴り、難聴、頭痛、肩や首のこり、吐き気、動悸、不眠、強い不安感などの症状を伴うことも多く、そのつらさは計り知れません。特に、疲労が蓄積している時、睡眠不足の時、ストレスを感じている時、季節の変わり目、気圧の変化など、心身に負担がかかる状況で症状が悪化しやすい傾向があります。ご自身のめまいの特徴を把握し、どのような状況で悪化しやすいのかを知ることは、日々の生活の中で対策を立てる上で非常に役立ちます。

1.3 めまいを引き起こす自律神経の乱れとホルモンバランス

更年期のめまいは、単に「年だから仕方ない」と諦めてしまいがちですが、その背景には女性ホルモンの変動と自律神経の乱れという明確なメカニズムが存在します。このメカニズムを理解することが、根本改善への第一歩となります。

女性ホルモンの一つであるエストロゲンは、脳の視床下部にある自律神経の中枢に直接作用し、その働きを調整する重要な役割を担っています。しかし、更年期に入りエストロゲンの分泌量が不安定になると、この調整機能がうまく働かなくなり、自律神経のバランスが大きく乱れてしまいます。

自律神経は、私たちの意思とは関係なく、心臓の鼓動、血圧、体温、消化、呼吸、発汗など、生命維持に必要なあらゆる機能をコントロールしている神経です。自律神経には、体を活動的にし、緊張させる交感神経と、体をリラックスさせ、休息させる副交感神経の二つがあり、この二つの神経がバランスを取りながら働くことで、心身の健康が保たれています。

更年期には、ホルモンバランスの乱れや精神的なストレスにより、交感神経が優位になりがちです。これにより、体が常に緊張状態に置かれ、以下のようなメカニズムでめまいが引き起こされやすくなります。

  • 血管の収縮と血流の悪化:交感神経が優位になると血管が収縮し、脳や内耳(平衡感覚を司る器官)への血流が滞りやすくなります。これにより、脳の酸欠や内耳の機能低下が起こり、めまいが生じやすくなります。
  • 体温調節機能の低下:自律神経は体温調節も行っていますが、そのバランスが乱れると、急な温度変化に対応できなくなり、めまいやほてりを感じやすくなります。
  • 精神的なストレスの増大:自律神経の乱れは、不安感やイライラ、不眠といった精神症状も引き起こし、これらのストレスがさらに自律神経の乱れを悪化させ、めまいの悪循環を生み出すことがあります。

このように、更年期のめまいは、ホルモンバランスの変動が自律神経の乱れを誘発し、それが血流や平衡感覚に影響を与えるという複雑なプロセスを経て現れるのです。この根本原因にアプローチすることが、めまい改善への重要な鍵となります。

1.4 他の病気と見分けるポイント

更年期に経験するめまいは、多くの場合、女性ホルモンの変動や自律神経の乱れに起因するものです。しかし、中には更年期とは異なる、他の病気が原因でめまいが起きている可能性も考慮する必要があります。ご自身の体調を注意深く観察し、適切な判断をすることが大切です。

特に、以下のような症状がめまいと同時に現れる場合は、更年期症状とは異なる可能性があり、より専門的な視点での確認が必要となることがあります。これらの症状は、ご自身の体からの大切なサインかもしれません。

  • 突然、これまでに経験したことのないような激しい頭痛がめまいとともに現れる場合。
  • 手足のしびれや麻痺、ろれつが回らない、物が二重に見える、片側の顔が下がるなどの神経系の症状を伴う場合。
  • 意識が遠のく、一過性の失神があるなど、意識レベルに変化が見られる場合。
  • 高熱を伴うめまいや、強い吐き気、嘔吐が続き、水分補給も困難な場合。
  • めまいが非常に強く、数日以上改善の兆しが見られない場合。
  • 急激な聴力低下や、片方の耳だけが聞こえにくい、耳鳴りが急激に悪化するといった耳の症状を伴う場合。

これらの症状は、更年期によるめまいとは異なる、より緊急性の高い体のサインである可能性を示唆していることがあります。ご自身の体は、ご自身が一番よく知っているはずです。「いつもと違う」「何かおかしい」と感じた時は、決して無理をせず、体のプロに相談することをためらわないでください

整骨院では、更年期に特

2. 整骨院で更年期のめまいが改善する理由

更年期のつらいめまいは、単にホルモンバランスの乱れだけで起こるわけではありません。多くの場合、体の歪みや自律神経の乱れ、血流の悪化など、複数の要因が複雑に絡み合って発生しています。整骨院では、これらの根本的な原因に目を向け、一人ひとりの体に合わせたアプローチで改善を目指します。

2.1 めまいの根本原因にアプローチする整骨院の施術

更年期に起こるめまいは、その原因が多岐にわたるため、表面的な症状だけを抑える対症療法ではなかなか改善が見られないことがあります。整骨院の施術は、めまいを引き起こしている根本的な原因を見つけ出し、その原因に直接働きかけることを重視しています。

例えば、自律神経の乱れは、ホルモンバランスの変動と密接に関わり、めまいの発生に大きく影響します。自律神経は全身の機能をコントロールしており、そのバランスが崩れると、血管の収縮・拡張がうまくいかなくなり、脳への血流が不安定になることがあります。これにより、ふらつきや立ちくらみといっためまいを感じやすくなるのです。

整骨院では、カウンセリングと丁寧な検査を通じて、患者様の体のどこに問題があるのか、めまいの根本原因は何かを特定します。そして、その原因に対して、手技による骨格の調整や筋肉の緩和など、体本来の回復力を引き出す施術を行います。これにより、自律神経のバランスが整い、全身の血流が改善され、めまいが起こりにくい体質へと導くことができるのです。

2.2 姿勢や骨盤の歪みがめまいに与える影響

私たちの体は、骨盤を土台として全身の骨格が積み木のように構成されています。この土台である骨盤が歪むと、その上の背骨や首にも連鎖的に歪みが生じ、全身のバランスが崩れてしまいます。特に首の骨は、頭を支える重要な役割を担っており、その歪みはめまいの発生と深く関係しています。

不良姿勢、例えば猫背やストレートネックなどは、首や肩に過度な負担をかけ、筋肉を緊張させます。この緊張は、首を通る血管や神経を圧迫し、脳への血流を阻害したり、自律神経の働きを乱したりする原因となります。結果として、脳に十分な酸素や栄養が届かなくなり、めまいやふらつきといった症状を引き起こすことがあります。

整骨院では、骨盤や背骨の歪みを丁寧に調整することで、全身のバランスを整えます。これにより、首や肩にかかる負担が軽減され、筋肉の緊張が和らぎ、血流が改善されます。体の土台から整えることで、めまいが起こりにくい健康な状態へと導くことができるのです。

姿勢の歪みの種類 体への主な影響 めまいとの関連性
骨盤の歪み 全身のバランスの崩れ、背骨や首への負担増大、自律神経の乱れ 全身の血流悪化、自律神経機能の低下によりめまいを誘発
猫背(円背) 首が前に出て頭部が前方へ移動、肩甲骨の動きが悪化、胸郭の圧迫 首や肩の筋肉の緊張による血流阻害、脳への酸素供給不足、自律神経の圧迫
ストレートネック 首のS字カーブの消失、頭部の重さが直接首にかかる 首の筋肉や神経の圧迫、脳への血流低下、平衡感覚の乱れ
反り腰 骨盤が前傾し、腰椎に負担、腹筋の弱化、背筋の過緊張 全身のバランスが不安定になり、立ちくらみやふらつきやすい状態になる

2.3 首や肩のこりと血流改善の重要性

更年期には、自律神経の乱れやホルモンバランスの変化により、血行不良が起こりやすくなります。特に首や肩周りの筋肉は、ストレスや冷え、不良姿勢などの影響を受けやすく、こり固まりやすい部位です。この首や肩のこりは、単なる不快感に留まらず、めまいの大きな原因となることがあります。

首の周りには、脳へ血液を送る重要な血管(椎骨動脈や内頚動脈)や、自律神経の束が通っています。首や肩の筋肉が緊張して硬くなると、これらの血管が圧迫され、脳への血流が悪くなります。脳への酸素や栄養の供給が滞ると、脳の機能が低下し、平衡感覚が乱れてめまいを感じやすくなるのです。

また、首周りの筋肉の緊張は、自律神経の働きにも悪影響を与えます。自律神経は、体の様々な機能を無意識のうちに調整していますが、そのバランスが乱れると、血圧の調整や心拍数の変化がうまくいかなくなり、めまいや立ちくらみを引き起こしやすくなります。

整骨院では、手技によって首や肩周りの筋肉の緊張を丁寧に緩和し、血流の改善を促します。これにより、脳への血流がスムーズになり、自律神経のバランスも整いやすくなります。結果として、めまいの症状が軽減され、体全体の調子が上向きになることを目指します。

2.4 病院との違いと整骨院の役割

めまいを感じた際、まず多くの方が医療機関を受診し、器質的な疾患(脳の病気や耳の病気など)がないかを確認されることでしょう。これは非常に大切なステップです。医療機関では、精密な検査を通じて診断を行い、必要に応じて薬物療法などを行います。

一方で、医療機関で「異常なし」と診断されたにも関わらず、めまいが続くケースも少なくありません。このような場合、めまいの原因は、自律神経の乱れ、姿勢の歪み、首や肩のこりといった、体の機能的な問題に起因している可能性が高いと考えられます。ここに、整骨院が果たすべき重要な役割があります。

整骨院は、薬に頼らず、手技によって体の歪みを整え、筋肉の緊張を緩和し、自律神経のバランスを調整することを専門としています。私たちの体は、本来、自然治癒力を持っていますが、歪みや緊張がその力を妨げることがあります。整骨院の施術は、その妨げを取り除き、体本来の力を引き出すことを目的としています。

具体的には、骨盤や背骨の歪みを矯正し、首や肩周りの筋肉を緩めることで、血流を改善し、自律神経の働きを整えます。また、日常生活での姿勢や体の使い方、セルフケアのアドバイスなども行い、めまいが再発しにくい体質へと導きます。このように、整骨院は、めまいの根本原因にアプローチし、患者様自身の回復力を高めることで、症状の改善と健康な体づくりをサポートする役割を担っています。

3. 【整骨院】での更年期めまい改善への具体的なアプローチ

更年期のめまいは、単なる一時的な不調ではなく、日々の生活の質を大きく低下させる深刻な悩みです。整骨院では、このつらいめまいに対して、表面的な症状の緩和だけでなく、その根本原因にアプローチすることで、より確実な改善を目指します。ここでは、実際に整骨院でどのようなステップを踏み、どのように身体に働きかけるのかを具体的にご紹介します。

当院のアプローチは、まずお一人おひとりの身体の状態と生活習慣を丁寧に把握することから始まります。その上で、骨格の歪みや筋肉の緊張、自律神経の乱れといった根本原因に対し、手技による施術や生活習慣のアドバイスを通じて、心身のバランスを取り戻し、めまいが起こりにくい身体づくりをサポートします。諦めていた更年期のめまいから解放され、笑顔で快適な毎日を送るための具体的な道のりを一緒に歩みましょう。

3.1 カウンセリングと丁寧な検査で原因を特定

更年期のめまいの改善において、最も重要な第一歩は、患者様お一人おひとりの身体の状態、めまいの種類、そして生活習慣を詳細に把握することです。整骨院では、時間をかけた丁寧なカウンセリングと、科学的根拠に基づいた検査を通じて、めまいの根本原因を特定していきます。

3.1.1 詳細なカウンセリングで症状と生活背景を深く理解

まずは、患者様がどのようなめまいを感じているのか、その具体的な症状を詳しくお伺いします。例えば、「ふわふわする浮動性めまい」なのか、「ぐるぐる回る回転性めまい」なのか、あるいは「立ち上がった時にクラっとする立ちくらみのようなめまい」なのか。めまいの種類によって、その原因やアプローチ方法は大きく異なります。また、めまいが起こる頻度、時間帯、誘発される状況、併発する症状(頭痛、肩こり、耳鳴り、吐き気など)についても詳しくお聞きします。

さらに、更年期特有の症状(ほてり、発汗、不眠、イライラ、倦怠感など)の有無や程度、日頃のストレス、睡眠の質、食生活、運動習慣、仕事や家庭での負担など、患者様の生活背景全般にわたって丁寧にお話を伺います。これらの情報は、単にめまいという症状だけでなく、更年期による自律神経の乱れやホルモンバランスの変化が身体全体にどのような影響を与えているのかを把握するために不可欠です。患者様の不安や悩みに寄り添い、安心して話せる環境を提供することで、見過ごされがちな情報まで引き出し、根本原因の特定につなげます。

3.1.2 身体の状態を客観的に評価する丁寧な検査

カウンセリングで得られた情報をもとに、次に具体的な身体の検査を行います。整骨院で行う検査は、主に以下のようなものです。

  • 視診・触診: 患者様の姿勢、歩き方、顔色、皮膚の状態などを目で見て確認します。また、首、肩、背中、腰、骨盤周りの筋肉の緊張具合、骨格の歪み、関節の可動域などを実際に触れて確認します。特に、めまいと関連の深い首や肩の筋肉の硬さ頭蓋骨の微妙な歪み背骨や骨盤のズレは重点的にチェックします。
  • 姿勢分析: 専用のツールや写真撮影などを用いて、患者様の全身の姿勢を客観的に評価します。猫背、巻き肩、反り腰、左右のバランスの崩れなどが、めまいの原因となる血流の滞りや自律神経の圧迫にどのように影響しているかを分析します。
  • 関節可動域検査: 首、肩、股関節などの主要な関節がどの程度動くかを確認します。可動域の制限は、特定の筋肉の過緊張や骨格の歪みを示唆し、身体全体のバランスの崩れにつながることがあります。
  • 神経学的検査(簡易的なもの): バランス感覚や協調性、反射などを簡易的に確認し、神経系の機能に異常がないかを評価します。これは、めまいが自律神経の乱れと深く関わっているため、その状態を把握する上で重要な情報となります。

これらのカウンセリングと検査を総合的に判断することで、患者様のめまいの根本原因がどこにあるのかを特定し、お一人おひとりに最適な施術計画を立てていきます。単に症状を抑えるだけでなく、なぜめまいが起こるのかという根本的な問いに答え、その原因に直接アプローチすることが、整骨院での更年期めまい改善の鍵となります。

3.2 骨格矯正や手技による自律神経の調整

更年期のめまいの根本原因が特定されたら、いよいよ具体的な施術へと進みます。整骨院では、手技を中心とした施術を通じて、骨格の歪みを整え、筋肉の緊張を緩和し、自律神経のバランスを調整することで、めまいが起こりにくい身体へと導きます。

3.2.1 全身の土台を整える骨格矯正

身体の土台である骨盤や背骨の歪みは、全身のバランスを崩し、めまいと深く関連する自律神経の乱れを引き起こす大きな要因となります。整骨院では、以下のような骨格矯正を行います。

  • 骨盤矯正: 骨盤は、背骨を支え、内臓を保護する重要な役割を担っています。出産や日頃の姿勢の悪さなどにより骨盤が歪むと、全身の重心がずれ、背骨や首にも影響を及ぼします。骨盤矯正によって、身体の土台を安定させ、全身のバランスを整えることで、自律神経の圧迫を軽減し、めまいの改善に貢献します。
  • 背骨矯正: 背骨の中には、脳から全身へと指令を送る重要な神経(脊髄)が通っています。背骨が歪むと、この神経伝達が阻害され、特に自律神経の働きに悪影響を与えることがあります。丁寧な手技による背骨の調整は、神経の圧迫を解放し、自律神経の機能が正常に働くよう促します。これにより、めまいだけでなく、不眠やイライラといった更年期特有の症状の緩和も期待できます。
  • 首の矯正: 首は、頭を支え、脳へとつながる重要な血管や神経が集中しているデリケートな部位です。スマートフォンの長時間使用や猫背などの影響で首が歪むと、脳への血流が滞ったり、自律神経が圧迫されたりして、めまいの直接的な原因となることがあります。優しく的確な首の矯正は、血流を改善し、神経の働きを正常化することで、めまいの症状を軽減します。

3.2.2 手技による筋肉へのアプローチと自律神経の調整

骨格矯正と並行して、筋肉の緊張を緩和し、血流を促進するための手技も重要です。特に、更年期のめまいでは、首、肩、背中、頭部の筋肉が硬くなっていることが多いです。

  • 深層筋へのアプローチ: 表面的な筋肉だけでなく、身体の深部にあるインナーマッスルの緊張を丁寧にほぐします。これにより、骨格を支える筋肉のバランスが整い、姿勢の安定につながります。
  • 血流改善マッサージ: 首や肩、頭部の筋肉を丁寧にマッサージすることで、滞りがちな血流を促進します。脳への酸素供給が改善され、めまいの軽減に役立ちます。また、リンパの流れも促進され、老廃物の排出が促されます。
  • 自律神経を整える手技: 呼吸に合わせた施術や、特定のツボへのアプローチを通じて、副交感神経の働きを優位にし、リラックス状態を促します。これにより、過剰に興奮しがちな交感神経とのバランスが整い、自律神経全体の調和が図られます。特に、頭部や仙骨(骨盤の一部)への優しいアプローチは、脳脊髄液の循環を促し、神経系の安定に効果的であると考えられています。

これらの骨格矯正と手技によるアプローチは、単にめまいの症状を一時的に抑えるだけでなく、身体が本来持っている回復力を高め、めまいが起こりにくい、健康な状態へと導くことを目的としています。施術は、患者様の身体の状態や感受性に合わせて、無理なく、安全に行われますのでご安心ください。

3.3 日常生活でできるセルフケアとアドバイス

整骨院での施術は、更年期のめまい改善に非常に効果的ですが、その効果を最大限に引き出し、持続させるためには、日常生活でのセルフケアと意識の改善が不可欠です。施術で整った身体の状態を維持し、めまいが再発しにくい身体を作るために、ご自宅でできる簡単なケアや、日々の生活で心がけるべきポイントを具体的にお伝えします。

3.3.1 施術効果を高めるためのセルフケア

整骨院では、患者様お一人おひとりの身体の状態や生活習慣に合わせて、以下のようなセルフケアを提案します。これらは、身体の歪みを予防し、血流を促進し、自律神経のバランスを整えることを目的としています。

セルフケアの種類 具体的な内容と効果
ストレッチ
  • 首・肩のストレッチ: 長時間のデスクワークやスマートフォンの使用で凝り固まりがちな首や肩の筋肉をゆっくりと伸ばします。血行が促進され、脳への血流改善自律神経の圧迫軽減に繋がります。
  • 背中・胸のストレッチ: 猫背で硬くなりがちな背中や胸を開くストレッチは、姿勢の改善に役立ち、呼吸を深くすることで自律神経の安定を促します。
軽い運動
  • ウォーキング: 無理のない範囲でのウォーキングは、全身の血行を促進し、自律神経のバランスを整える効果があります。特に、屋外で太陽の光を浴びながら行うと、セロトニン分泌を促し、精神的な安定にも繋がります。
  • バランス運動: 片足立ちや、かかと歩き、つま先歩きなど、簡単なバランス運動を取り入れることで、平衡感覚を養い、めまいに対する不安感を軽減します。
呼吸法
  • 深呼吸: 腹式呼吸を意識した深呼吸は、副交感神経を優位にし、心身をリラックスさせる効果があります。めまいが起こりそうな時や、ストレスを感じた時に実践すると良いでしょう。

これらのセルフケアは、毎日少しずつでも継続することが大切です。無理なく続けられる範囲で、ご自身のペースで取り組んでください。

3.3.2 日常生活で心がけるべきアドバイス

施術とセルフケアの効果をさらに高めるために、日々の生活習慣を見直すことも重要です。整骨院では、更年期のめまいと深く関連する生活習慣について、具体的なアドバイスを提供します。

  • 正しい姿勢の意識: 長時間同じ姿勢でいることは、骨格の歪みや筋肉の緊張を招きます。座る時も立つ時も、骨盤を立て、背筋を伸ばすことを意識しましょう。特に、スマートフォンの使用時は、首が前に出ないよう注意し、適度な休憩を挟むことが大切です。
  • 十分な睡眠の確保: 睡眠不足は、自律神経の乱れに直結し、めまいを悪化させる要因となります。質の良い睡眠を7~8時間確保できるよう、寝室環境を整え、就寝前のリラックスタイムを設けるなどの工夫をしましょう。
  • バランスの取れた食事: 身体に必要な栄養素をバランス良く摂取することは、ホルモンバランスの安定自律神経の機能維持に不可欠です。特に、ビタミンB群やマグネシウムなど、神経機能に関わる栄養素を意識的に摂るように心がけましょう。カフェインやアルコールの過剰摂取は、自律神経を刺激し、めまいを誘発することがあるため、控えることをおすすめします。
  • 適切な水分補給: 水分不足は、血流を悪化させ、めまいを引き起こすことがあります。こまめに水分を補給し、身体の循環を良く保つことが大切です。
  • ストレス管理: 更年期のめまいは、ストレスによって悪化しやすい傾向があります。趣味の時間を持つ、好きな音楽を聴く、入浴でリラックスするなど、自分なりのストレス解消法を見つけ、心身の緊張を和らげる時間を意識的に作りましょう。

これらのセルフケアとアドバイスは、更年期のめまいだけでなく、全身の健康状態を向上させ、快適な毎日を送るための基盤となります。整骨院での施術と合わせて実践することで、より早く、より確実にめまいから解放されることを目指しましょう。私たちは、あなたの健康的な生活を全力でサポートいたします。

4. まとめ

更年期のつらいめまいは、決して一人で抱え込む必要はありません。その原因は、ホルモンバランスの変化だけでなく、自律神経の乱れや姿勢・骨盤の歪みなど、多岐にわたります。当院のような整骨院では、これらの根本原因に対し、丁寧なカウンセリングと検査に基づき、お一人おひとりに合わせた施術でアプローチします。諦めていためまいも、適切なケアで改善へと導くことが可能です。何かお困りごとがありましたら、ぜひ当院へお問い合わせください。

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