松山市の整体なら「はぐくま整骨院・鍼灸院」

「肩こりがひどくて、もう限界…」「肩こりの原因を知って、根本から改善したい」そんなあなたに朗報です。この記事では、肩こりの原因を徹底的に解剖し、鍼灸と整骨院それぞれの治療法、メリット・デメリット、選び方まで、詳しく解説します。肩こりの種類や原因別に最適な改善策もご紹介するので、自分にぴったりの方法が見つかるはずです。さらに、自宅でできる効果的なストレッチやマッサージ、ツボ押し、予防法まで網羅。もう肩こりで悩む日々とはサヨナラ!この記事を読めば、肩こりの原因を理解し、鍼灸・整骨院を効果的に活用して、根本改善に繋がる第一歩を踏み出せます。肩こりから解放され、快適な毎日を手に入れましょう。

1. 肩こりの原因を徹底解剖

肩こりは、国民病とも言えるほど多くの人が悩まされている症状です。その原因は実に多岐にわたり、特定の要素だけでなく、複数の要因が複雑に絡み合って発症することが一般的です。ここでは、肩こりの主な原因を詳しく解説していきます。

1.1 筋肉の緊張からくる肩こり

肩こりの最も一般的な原因は、肩や首周りの筋肉の緊張です。長時間同じ姿勢を続けるデスクワークや、重い荷物を持ち運ぶ作業、猫背などの悪い姿勢は、筋肉に負担をかけ続け、緊張状態を招きます。筋肉が緊張すると、血行が悪くなり、老廃物が蓄積されやすくなります。これが、肩こりの痛みやだるさにつながります。

特に、僧帽筋、肩甲挙筋、棘上筋といった筋肉は、肩こりに深く関わっています。これらの筋肉の緊張を和らげることで、肩こりの症状を改善することができます。

1.2 姿勢が悪くて起こる肩こり

猫背や巻き肩などの悪い姿勢は、肩や首周りの筋肉に負担をかけ、肩こりを引き起こす大きな原因となります。頭部は想像以上に重く、正しい姿勢であれば体重の約10%ですが、猫背などで前傾姿勢になると、首への負担は数倍にもなります。この負担が、筋肉の緊張や血行不良を招き、肩こりの原因となるのです。

1.3 血行不良による肩こり

血行不良は、肩こりの主要な原因の一つです。血行が悪くなると、筋肉に十分な酸素や栄養が供給されなくなり、老廃物が蓄積しやすくなります。これが、肩の痛みやこり、だるさといった症状につながります。冷え性や運動不足、長時間同じ姿勢での作業などは、血行不良を招きやすい要因です。

1.4 ストレスと肩こりの関係

ストレスは、自律神経のバランスを崩し、筋肉の緊張を高める原因となります。交感神経が優位になると、血管が収縮し、血行が悪化します。これが、肩こりの症状を悪化させる要因となります。また、ストレスは精神的な緊張をもたらし、肩や首周りの筋肉を無意識に緊張させることもあります。

1.5 内臓疾患が原因の肩こり

肩こりは、必ずしも肩や首周りの問題だけが原因ではありません。時には、内臓疾患が肩こりの原因となっていることもあります。例えば、心臓や肺、肝臓などの疾患が、肩こりを引き起こすことがあります。これらの疾患は、関連痛と呼ばれる症状として肩に痛みやこりを引き起こすことがあります。長引く肩こりや、他の症状を伴う場合は、内科的な疾患の可能性も考慮し、医療機関への受診を検討しましょう。

1.6 眼精疲労からくる肩こり

パソコンやスマートフォンの長時間使用による眼精疲労も、肩こりの原因となります。眼精疲労が起こると、目の周りの筋肉が緊張し、その緊張が首や肩の筋肉にまで波及します。これが、肩こりの症状を引き起こすのです。また、眼精疲労は自律神経のバランスを崩し、血行不良を招くこともあります。これも肩こりを悪化させる要因となります。

原因 詳細 対策
筋肉の緊張 長時間同じ姿勢、重い荷物、猫背など ストレッチ、マッサージ、姿勢改善
姿勢不良 猫背、巻き肩など 姿勢矯正、筋力トレーニング
血行不良 冷え性、運動不足、長時間同じ姿勢など 温熱療法、適度な運動
ストレス 自律神経の乱れ、筋肉の緊張 ストレスマネジメント、リラックス
眼精疲労 パソコン、スマートフォンの長時間使用 休憩、眼の体操、適切な照明
内臓疾患 心臓、肺、肝臓などの疾患 医療機関への受診

2. 鍼灸治療で肩こりを改善

肩こりは、現代社会において多くの人が抱える悩みのひとつです。デスクワークやスマートフォンの長時間使用など、日常生活の様々な要因が肩こりを引き起こします。肩こりのつらい症状を緩和する方法の一つとして、鍼灸治療が注目されています。鍼灸治療は、肩こりの根本原因にアプローチし、身体全体のバランスを整えることで、持続的な改善効果が期待できます。

2.1 鍼灸治療のメカニズム

鍼灸治療は、東洋医学に基づいた治療法で、身体に鍼を刺したり、もぐさを燃やして温熱刺激を与えることで、身体の機能を調整します。鍼刺激は、筋肉の緊張を緩和し、血行を促進する効果があります。また、自律神経のバランスを整え、痛みを抑制する効果も期待できます。トリガーポイントと呼ばれる、筋肉の硬結部位に鍼を刺入することで、より効果的に肩こりの症状を緩和することができます。

2.2 肩こりへの鍼灸の効果

鍼灸治療は、肩こりの原因となる筋肉の緊張、血行不良、自律神経の乱れなど、様々な要因にアプローチすることで、肩こりの症状を改善します。単に肩の痛みを和らげるだけでなく、肩こりの根本原因に働きかけるため、再発防止にも効果的です。 また、鍼灸治療は、身体全体のバランスを整える効果もあるため、肩こりだけでなく、頭痛、めまい、冷え性などの症状にも効果が期待できます。

2.3 鍼灸院での治療の流れ

鍼灸院での治療は、以下の流れで行われます。

  1. 問診:現在の症状、過去の病歴、生活習慣などについて詳しく聞かれます。
  2. 診察:身体の状態をチェックし、肩こりの原因を探ります。脈診、舌診、腹診などを行う場合もあります。
  3. 治療:症状に合わせて、適切なツボに鍼を刺したり、もぐさを用いて温熱刺激を与えます。
  4. アフターケア:治療後の注意点や、自宅でできるケア方法についての説明を受けます。

2.4 鍼灸治療のメリット・デメリット

メリット デメリット
  • 薬を使わない自然療法である
  • 身体への負担が少ない
  • 肩こりの根本原因にアプローチできる
  • リラックス効果が高い
  • 鍼を刺すことに抵抗がある場合もある
  • 効果の実感には個人差がある
  • 治療院によって費用が異なる

2.5 鍼灸治療を受ける際の注意点

鍼灸治療を受ける際には、以下の点に注意しましょう。

  • 国家資格を持つ鍼灸師のいる治療院を選ぶ
  • 治療前に、妊娠中であるか、アレルギーがあるかなどを伝える
  • 治療後は、激しい運動や飲酒を控える
  • 治療効果を高めるため、日常生活での姿勢や運動にも気を配る

3. 整骨院での肩こり治療

肩こりは、現代社会において多くの人が悩まされている症状の一つです。その治療法として、整骨院の施術も選択肢の一つとなります。整骨院では、国家資格を持つ柔道整復師が、肩こりの原因となっている筋肉や関節の状態を的確に判断し、適切な治療を行います。

3.1 整骨院と整体院の違い

「整骨院」と「整体院」は混同されがちですが、実は全く異なるものです。整骨院は国家資格である柔道整復師が運営する医療機関であり、健康保険の適用を受けることができます。一方、整体院は民間資格であり、健康保険は適用されません。施術内容も異なり、整骨院は主にケガの治療や応急処置、肩こりや腰痛などの痛みへの対処を、整体院はリラクゼーションや体の歪みを整えることを目的としています。

項目 整骨院 整体院
資格 国家資格(柔道整復師) 民間資格
保険適用 適用可 適用不可
主な施術内容 ケガの治療、応急処置、肩こり・腰痛治療など リラクゼーション、体の歪み調整など

3.2 整骨院における肩こり治療法

整骨院では、肩こりの症状や原因に合わせて、様々な治療法を組み合わせます。

3.2.1 マッサージ

肩や首、背中の筋肉をマッサージすることで、筋肉の緊張を和らげ、血行を促進します。肩甲骨を剥がすようなマッサージは、肩甲骨周りの筋肉の柔軟性を高め、肩こりの改善に効果的です。

3.2.2 電気治療

低周波や高周波の電気を用いて、筋肉の痛みを緩和し、血行を促進します。温熱効果のある電気治療は、冷えからくる肩こりに効果的です。

3.2.3 ストレッチ

肩や首、背中の筋肉をストレッチすることで、筋肉の柔軟性を高め、関節の可動域を広げます。肩甲骨を動かすストレッチは、肩こりの予防にも効果的です。

3.2.4 骨格矯正

猫背や骨盤の歪みなど、姿勢の悪さからくる肩こりの場合、骨格矯正を行うことで根本的な改善を目指します。 歪みを整えることで、筋肉や関節への負担を軽減し、肩こりの再発防止にも繋がります。

3.3 整骨院での治療の流れ

初診では、問診票の記入やカウンセリングを通して、肩こりの症状や日常生活の状況、過去の病歴などを詳しく確認します。その後、視診や触診、姿勢分析などを行い、肩こりの原因を特定します。そして、患者さんの状態に合わせた最適な治療プランを提案し、施術を行います。施術後は、今後の治療方針や自宅でのケア方法などについて説明を受けます。

3.4 整骨院治療のメリット・デメリット

整骨院での肩こり治療のメリットは、健康保険が適用されるため費用を抑えられる点、国家資格を持つ柔道整復師による施術を受けられる点、痛みの緩和だけでなく根本的な改善を目指せる点などが挙げられます。一方で、デメリットとしては、施術効果には個人差がある点、通院が必要な点などが挙げられます。整骨院によって得意とする治療法や施術者の得意分野が異なるため、自分に合った整骨院を選ぶことが重要です。

3.5 整骨院を選ぶ際のポイント

整骨院を選ぶ際には、柔道整復師の経験や実績、治療内容、院内の雰囲気、通いやすさなどを考慮しましょう。 また、口コミサイトやホームページなどを参考に、他の患者さんの評判を確認することもおすすめです。さらに、初回のカウンセリングで、しっかりと話を聞いてくれるか、丁寧な説明をしてくれるかなども重要なポイントです。 自分に合った整骨院を見つけることで、より効果的な肩こり治療を受けることができます。

4. 鍼灸と整骨院、肩こりへの効果的な使い分け

肩こりの原因や症状は人それぞれ。そのため、鍼灸治療と整骨院での治療を使い分けることで、より効果的に肩こりの改善を目指せます。ここでは、急性的な肩こりと慢性的な肩こりへのそれぞれの対処法、そして鍼灸と整骨院の併用について解説します。

4.1 急性的な肩こりへの対処法

急な肩こりは、無理な姿勢や重いものを持ったことなどが原因で起こることが多く、筋肉の炎症や損傷を伴っている場合があります。このような急性的な肩こりには、整骨院での治療が適しています。

整骨院では、マッサージや電気治療、テーピングなどで炎症を抑え、痛みを緩和することに重点を置いた施術を行います。また、損傷が疑われる場合には、応急処置や適切なアドバイスを受けることができます。

4.2 慢性的な肩こりへの対処法

長期間にわたって続く慢性的な肩こりは、姿勢の悪さや血行不良、ストレス、眼精疲労、冷え性など、様々な要因が複雑に絡み合っていることが多いです。このような慢性的な肩こりには、鍼灸治療が効果的です。

鍼灸治療は、ツボを刺激することで自律神経のバランスを整え、血行を促進し、筋肉の緊張を緩和する効果が期待できます。また、身体全体の調子を整える効果もあるため、肩こりの根本的な改善を目指せます。

4.3 鍼灸と整骨院の併用

鍼灸と整骨院の治療は、それぞれ異なるアプローチで肩こりに働きかけます。そのため、症状や状態に合わせて併用することで、相乗効果が期待できます。

施術 得意な症状 期待できる効果
整骨院 急性的な肩こり、筋肉の炎症や損傷を伴う肩こり 炎症の抑制、痛みの緩和、損傷への応急処置
鍼灸 慢性的な肩こり、自律神経の乱れ、血行不良、冷え性を伴う肩こり 自律神経の調整、血行促進、筋肉の緊張緩和、根本改善

例えば、ぎっくり首のような急性の痛みが強い場合は、まず整骨院で炎症を抑え、痛みを軽減することを優先します。その後、痛みが落ち着いてきたら、鍼灸治療で身体全体のバランスを整え、再発予防に努めるという方法が効果的です。

また、慢性的な肩こりで、マッサージだけでは効果が感じられない場合は、鍼灸治療と併用することで、より深いリラックス効果や血行促進効果を得られる可能性があります。

自身の肩こりの状態をしっかりと把握し、鍼灸と整骨院を効果的に使い分けることで、つらい肩こりから解放され、快適な毎日を送りましょう。

5. 肩こりの原因別 鍼灸・整骨院での改善策

肩こりは、その原因によって適切な治療法が異なります。ここでは、よくある肩こりの原因別に、鍼灸・整骨院での効果的な改善策を解説します。

5.1 デスクワークによる肩こり

長時間のデスクワークは、同じ姿勢を続けることで首や肩の筋肉が緊張し、血行不良を引き起こします。鍼灸では、肩や首周辺のツボに鍼を刺すことで筋肉の緊張を緩和し、血行を促進します。 また、整骨院では、マッサージやストレッチ、電気治療などで筋肉の緊張を和らげ、血行を改善します。 特に、肩甲挙筋や僧帽筋へのアプローチが効果的です。猫背になりやすいデスクワークの方は、骨格の歪みを矯正することで根本的な改善を目指せます。

5.1.1 鍼灸でのアプローチ

  • 風池(ふうち):首の後ろ、髪の生え際にあるツボ
  • 肩井(けんせい):肩の先端にあるツボ
  • 天柱(てんちゅう):首の後ろ、僧帽筋にあるツボ

5.1.2 整骨院でのアプローチ

  • マッサージ:肩や首、肩甲骨周りの筋肉をほぐす
  • ストレッチ:肩甲骨を動かすストレッチで柔軟性を高める
  • 電気治療:低周波治療器で筋肉の緊張を緩和する
  • 骨格矯正:猫背などの姿勢の歪みを矯正する

5.2 猫背による肩こり

猫背は、肩甲骨が外側に広がり、肩や首の筋肉が常に引っ張られた状態になります。鍼灸では、肩甲骨周辺の筋肉の緊張を緩和するツボに鍼を刺し、血行を促進することで、肩こりを改善します。 整骨院では、猫背矯正やストレッチ、マッサージで姿勢を改善し、肩への負担を軽減します。

5.2.1 鍼灸でのアプローチ

  • 膏肓(こうこう):肩甲骨の内側にあるツボ
  • 秉風(へいふう):肩甲骨の上部にあるツボ

5.2.2 整骨院でのアプローチ

  • 猫背矯正:骨盤や背骨の歪みを矯正し、正しい姿勢を保てるようにする
  • ストレッチ:肩甲骨を寄せるストレッチで姿勢を改善する
  • マッサージ:肩甲骨周りの筋肉をほぐし、柔軟性を高める

5.3 スマホ首による肩こり

スマートフォンを長時間使用する際に下を向く姿勢は、首や肩に大きな負担をかけ、肩こりを引き起こします。鍼灸では、首の後ろや肩のツボに鍼を刺すことで、筋肉の緊張を緩和し、血行を促進します。 整骨院では、首の牽引やマッサージ、ストレッチで首の負担を軽減し、肩こりの改善を図ります。

5.3.1 鍼灸でのアプローチ

  • 完骨(かんこつ):後頭部にあるツボ
  • 風府(ふうふ):首の後ろにあるツボ

5.3.2 整骨院でのアプローチ

  • 首の牽引:専用の機器で首を牽引し、負担を軽減する
  • マッサージ:首や肩の筋肉をほぐす
  • ストレッチ:首のストレッチで柔軟性を高める

5.4 冷え性による肩こり

冷え性は、血行不良を引き起こし、筋肉が緊張しやすくなるため、肩こりの原因となります。鍼灸では、身体を温める効果のあるツボに鍼を刺すことで、血行を促進し、肩こりを改善します。 整骨院では、温熱療法やマッサージで身体を温め、血行を改善することで肩こりの緩和を目指します。

5.4.1 鍼灸でのアプローチ

  • 三陰交(さんいんこう):内くるぶしの上にあるツボ
  • 足三里(あしさんり):膝の外側にあるツボ

5.4.2 整骨院でのアプローチ

  • 温熱療法:ホットパックなどで患部を温める
  • マッサージ:肩や首の筋肉をほぐし、血行を促進する

6. 自宅でできる肩こり解消法

肩こりは放置すると慢性化し、頭痛や吐き気を伴う場合もあります。つらい肩こりを少しでも和らげるために、自宅でできる効果的な解消法をストレッチ、マッサージ、入浴法、ツボ押しの4つの観点からご紹介します。

6.1 ストレッチ

肩こりは肩甲骨周りの筋肉が固まっていることが原因の一つです。肩甲骨を動かすことを意識したストレッチで、筋肉の柔軟性を高め、血行を促進しましょう。

6.1.1 肩甲骨はがしストレッチ

肩甲骨を剥がすように意識して行うストレッチは、肩甲骨周りの筋肉をほぐすのに効果的です。両手を前に伸ばし、手のひらを合わせます。そのまま腕をゆっくりと上に上げ、肩甲骨を意識しながら、限界まで伸ばします。次に、両腕を後ろに引き、肩甲骨を中央に寄せるように意識します。この動作を数回繰り返します。

6.1.2 肩回しストレッチ

肩を大きく回すストレッチも効果的です。両腕を肩の高さまで上げ、肘を曲げます。肘で円を描くように、前後に大きく回します。肩甲骨の動きを意識しながら行うことがポイントです。呼吸を止めずに、ゆっくりと行いましょう。

6.1.3 タオルを使ったストレッチ

タオルを使ったストレッチは、より効果的に肩甲骨を動かすことができます。タオルの両端を持ち、頭の上を通して背中に回し、上下に動かします。肩甲骨が動くのを感じながら、無理のない範囲で行いましょう。

6.2 マッサージ

肩こりの原因となっている筋肉を直接刺激することで、血行を促進し、筋肉の緊張を和らげることができます。

6.2.1 僧帽筋マッサージ

首から肩にかけて広がる僧帽筋は、肩こりに大きく関係しています。親指以外の4本の指を使い、首の付け根から肩先に向かって、優しく揉みほぐします。強く押しすぎないように注意しましょう。

6.2.2 肩甲挙筋マッサージ

首の後ろから肩甲骨にかけて伸びる肩甲挙筋も、肩こりに関係する筋肉です。首を傾け、出てきた筋肉を指で優しくつまむようにマッサージします。

6.3 入浴法

温かいお風呂に浸かることで、血行が促進され、筋肉の緊張が和らぎます。38~40度くらいのぬるめのお湯に、15~20分程度ゆっくりと浸かりましょう。リラックス効果を高めるために、入浴剤を使用するのもおすすめです。アロマオイルを数滴垂らすのも良いでしょう。

入浴剤の種類 効果
炭酸ガス入浴剤 血行促進効果を高める
硫黄入浴剤 温浴効果を高め、血行を促進する
生薬入浴剤 体を温め、リラックス効果を高める

6.4 ツボ押し

肩こりに効果的なツボを刺激することで、血行を促進し、筋肉の緊張を和らげることができます。ツボ押しは、息を吐きながら行うのがポイントです。気持ち良いと感じる程度の強さで、3~5秒程度押しましょう。

ツボ 位置 効果
風池(ふうち) 後頭部の髪の生え際、ぼんのくぼの外側にある左右のくぼみ 肩こり、頭痛、眼精疲労
肩井(けんせい) 首の付け根と肩先の中間点 肩こり、首こり、頭痛
天柱(てんちゅう) 後頭部の髪の生え際、僧帽筋の外側にある左右のくぼみ 肩こり、首こり、頭痛、眼精疲労

これらの自宅でできる肩こり解消法を、自分の症状や好みに合わせて取り入れてみてください。継続的に行うことで、肩こりの改善効果が期待できます。ただし、これらの方法を試しても改善が見られない場合や、痛みが強い場合は、無理をせず、専門家である鍼灸院や整骨院に相談しましょう。

7. 肩こりの予防法

肩こりは一度なってしまうと、なかなか改善しにくいものです。日頃から予防を心がけることで、肩こりの発生リスクを減らし、快適な生活を送ることができます。ここでは、効果的な肩こりの予防法をいくつかご紹介します。

7.1 正しい姿勢を保つ

デスクワークやスマートフォンの操作など、長時間同じ姿勢を続けることで、首や肩に負担がかかり、肩こりの原因となります。正しい姿勢を意識することで、これらの負担を軽減し、肩こりを予防することができます。

7.1.1 デスクワーク時の姿勢

デスクワーク時は、椅子に深く腰掛け、背筋を伸ばし、画面を目線の高さに合わせることが重要です。また、肘を90度に曲げ、キーボードとマウスを操作しやすい位置に配置することで、肩や腕への負担を軽減できます。長時間同じ姿勢を続ける場合は、1時間に1回程度、軽いストレッチや休憩を取り入れるようにしましょう。

7.1.2 スマートフォンの操作時の姿勢

スマートフォンの操作時は、画面を目線の高さまで持ち上げ、首を前に傾けないように意識することが大切です。また、長時間同じ姿勢で操作を続けるのは避け、こまめに休憩を取り入れるようにしましょう。

7.2 適度な運動

運動不足は、血行不良や筋肉の衰えにつながり、肩こりの原因となります。適度な運動を行うことで、血行を促進し、筋肉を強化することで、肩こりを予防することができます。ウォーキングやジョギング、水泳など、自分に合った運動を無理なく続けることが大切です。

7.2.1 おすすめの運動

運動の種類 効果 注意点
ウォーキング 全身の血行促進、筋力強化 正しい姿勢で歩く
ジョギング 全身の血行促進、筋力強化、ストレス発散 無理のないペースで行う
水泳 全身の筋力強化、柔軟性向上、浮力による関節への負担軽減 適切な泳ぎ方で行う
ヨガ 柔軟性向上、姿勢改善、リラックス効果 呼吸法を意識する
ピラティス 体幹強化、姿勢改善、柔軟性向上 正しいフォームで行う

7.3 ストレスマネジメント

ストレスは、自律神経のバランスを崩し、筋肉の緊張を高めることで、肩こりの原因となります。ストレスをため込まないように、自分なりのストレス発散方法を見つけることが大切です。趣味やリラックスできる活動、十分な睡眠などを心がけましょう。

7.3.1 ストレス発散方法の例

  • 好きな音楽を聴く
  • 読書をする
  • アロマを焚く
  • 温かいお風呂にゆっくり浸かる
  • 自然の中で過ごす

7.4 質の高い睡眠

睡眠不足は、疲労を蓄積させ、筋肉の緊張を高めることで、肩こりの原因となります。毎日同じ時間に寝起きし、睡眠時間を確保することで、質の高い睡眠をとることができます。寝る前にカフェインを摂取したり、スマートフォンを長時間操作したりすることは避け、リラックスできる環境を作るように心がけましょう。

これらの予防法を日常生活に取り入れることで、肩こりの発生リスクを減らし、健康的な生活を送ることに繋がります。ご自身の状況に合わせて、無理なく実践してみてください。

8. まとめ

肩こりは、筋肉の緊張、姿勢の悪さ、血行不良、ストレス、内臓疾患、眼精疲労など、様々な原因で引き起こされます。この記事では、肩こりの原因を詳しく解説し、鍼灸治療と整骨院での治療法、それぞれのメリット・デメリット、使い分けについて説明しました。

鍼灸治療は、肩こりの原因となる筋肉の緊張を和らげ、血行を促進する効果が期待できます。整骨院では、マッサージや電気治療、ストレッチ、骨格矯正など、様々な方法で肩こりの症状を改善に導きます。急性的な肩こりには、整骨院でのマッサージや電気治療が効果的です。慢性的な肩こりには、鍼灸治療で根本的な原因にアプローチするのが良いでしょう。場合によっては、鍼灸と整骨院を併用することで、より効果的な改善が見込めます。

さらに、自宅でできるストレッチやマッサージ、入浴法、ツボ押しなどのセルフケアも重要です。日頃から正しい姿勢を意識し、適度な運動、ストレスマネジメント、質の高い睡眠を心がけることで、肩こりを予防することができます。肩こりに悩まされている方は、この記事を参考に、自分に合った方法で肩こりを改善・予防しましょう。

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